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ワラインプロ2
2時間を越える即興ライブを見てきました。
「ワラインプロ」というライブで、インプロと笑いをくっつけたもの。
すっごく面白くて、行けてよかったです。

ひじょ~~~~~うに、新鮮なライブでした。
笑いはもちろんなのだけれど、その範囲を超えて、得るものがとても多く、
もっともっと、たくさんの人の目に触れれば面白いのになあって。
こんなに小さい場所でやっているのがもったいなく思いました。
表現だったりトレーニングだったりに関わる人にとっては特に、響くものがあるだろうなと。

+++++

(敬称略)

【進行役】
野村真之介(モクレン)

【出演】
池田一真(しずる)
新妻悠太(トップリード)
高佐一慈(THE GEESE)
溜口佑太朗(ラブレターズ)
槙尾ユウスケ(かもめんたる)

【会場】
新宿ハイジアV-1スタジオ

+++++

たまーに、どどーんと投稿するライブ記事です。
続きは[READ MORE]以降に格納します。
++++++++++

インプロっていうものの存在を初めて知りました。非常に興味深い。

もう少し調べてみようと思っているのですが、簡単に言うと、即興で様々なゲームに取り組みながら、多様性を理解する力・相手に共感する力・受け入れる力・発想する力・行動力・積極的にかかわる力・・・などを身につけるトレーニング、だそうです。

様々な形の企画やゲームがあるようで、そのゲームすべてに目的があるそうです。
企業や学校での研修、また、演劇に取り組む人たちのワークショップに活用されているとのこと。

今回、偶然かもめんたる槙尾さんが、インプロに興味をもってそのワークショップに参加して、笑いの世界でインプロを取り入れたライブをしたら面白いものができるのではないかと企画し、実現したそうです。


進行役になったのが、「即興実験学校」に所属する、若手漫才コンビの野村さんという20代の男性。
彼のナビゲートのもと、5名の出演芸人さんたちが、様々な企画に取り組みます。
最終的には長い即興コントを作り上げるというライブ。

その場で生まれるものを楽しむ。何もない中から、何も考えない中から飛び出てくるものたちを、そしてそこに飛び込んでいく人たちを・・・さらにその先にうまれるものを楽しもうよ、というワークショップ的なライブ。

とにかく素晴らしいものを観ました。
飽きさせない、そしてアカデミック。
観ている私も脳内がものすごくかきまぜられた心地で、新鮮だった。

+++

進行役の野村さんというかたが素晴らしかったです。
1つ1つの企画の説明がとてもわかりやすかった。次に何をするのか、芸人さんに説明する、そのわかりやすさももちろんですが、私たち観客にもちゃんと設定や目的を理解できるように、わかりやすい例えを出して説明してくださったので、スッと理解できて。
絶大なる安心感。

また、即興というものに向かう人が陥りやすい緊張感とか傾向みたいなのをすごくよく知ってるんだなということが、端々から感じられて感心。
ひとりひとりの芸人さんの良さを発揮できるためのメンタル面のサポートがまた絶妙で。
そう、ひとりひとりの発想を常に肯定、肯定するのです。

決して否定しない。「どんどん自由に動いてください」「それでいいんです」「流れがぐちゃぐちゃになっても大丈夫です。その時は私がサポートします、ストップを出します」。という言葉。
決してコントロールするわけではないのに、全体の流れを「動きのある」「面白い」方向に向けていくという。見極め。

一心に「より良い方に」「よりお客さんが楽しめる方に」という立場で、言うことは言う、っていう姿勢がとてもステキでした。
「すごくよかったです、ただ、もっとこうこうこういうものをお客さんは求めているので、もっとこうしていったほうがいいです」「こうしてみましょう」という言い方。言葉の選びかた。

インプロのプロではあっても、若手の芸人さんが大先輩たちに指示を出したり色々指摘するって、なかなか勇気のいることなのだろうけれど、実に堂々としていて非常にプロらしかった。
また、言われたとおりに、スッとそれを受け入れて、言われたことを何十倍にもしてアクションをとる芸人さんたちにも感服。
勉強になりました。


そうそう、野村さんのすばらしさを、もうちょっとメモ。
即興芝居(コント)が始まって、少し流れが停滞してきていたり、動きがなくなってきたりしたら、サッと一声設定を投げたり、ディレクション役の芸人さんに迷いが見えたら、スッと流れを提案する。
また、コントを外側からちゃんと見ていて、今「何を」「どう」説明したら、お客さんに設定が伝わるかを常に把握している。
すばらしいなと。

即興コントを観ながら野村さんが頷いている様子を見て、「いいよいいよ、もっとできる」という彼の心の声が聞こえてくるようでした。

風船のように自由に舞う演者たちを、ポーン、ポーンと高く高く上のほうへ優しく上げていくような、姿でした。


++++

「受け入れる」ということが、この「インプロ」では非常に大切なことなのだそうですが、最初のウォーミングアップで、全員の感覚や意識をチューニングするような企画(一つのお題から連想される単語を、5人がそれぞれに考えて、全員で同時に発声するのですが、それを何度も繰り返しながら、答えを一つに絞っていく企画)を観ていて、そのことをすごく感じました。

相手が、もしくは仲間が、何を言っているのか、またその中の何が一番最適なのかを、お互い言葉を交わさないレベルの感覚で受け取っていくさま。受け取りあうさま。

特に即興で場を進めねばならない状況での、受け入れるとか受け取る行為って、同時に、自分をまるごと相手に託すことでもあって、完全に相手だったり場を信頼していないとできないことで、何というか...。尊いなと。
とても気持ち良い流れで、うまく言えないのだけれど、日常生活送る中ではなかなか巡り会えない美しいものを観た気がします。

++++

しずる池田さんは、保守的な人でありながら、とても意外性や「裏切り」を見せてくれる人で、パーンと打ち込まれるレシーブみたいな、キレのある笑いがすごく印象的でした。そしてとても明解で簡潔な表現をする人だと、感じました。何というか、保守がどういうことかよく知っているからこそ、鮮やかに裏切っていけるんだなということをフと。それでいてやんちゃだから、可愛いと言われるのかしら。彼についてはあまり観る機会がないので、まだわからないことだらけです。

THE GEESE高佐さんは、とても愛すべき天然さんで、愛嬌を持っている人だなって。不器用さと器用さが同居しているのがとても目を引いて。そこが無二の、自然体の面白さなんだなあって。そして、演技の幅が広いんだなと。どんなキャラにも化けちゃう意外性がとても面白かったです。

ラブレターズ溜口さんは、演技がバツグンに上手くて本当ビックリしちゃう。明転した瞬間に背景を連れてくる。「迫真の演技」とはこのこと。それでいて、演じながら仲間の意図を汲み取って「流れを作る」「意図を実現する」ことができるのがスゴイと思って、何でも汲み取れちゃう心強さを感じました。頭のいい人なんだろうな。

かもめんたる槙尾さんは、時々グラグラっとぐらついたりする様子を観て、どきっとする瞬間もあったのだけれど、囚われの無い自由な人なんだと、強く感じました。フワッと羽がついているような。そして、とても物腰柔らかいのに、チラッと見える人間的危うさとか恐ろしさに(悪い意味ではないです)、目を引かれました。
また、今回のライブの企画に関してもそうですが、彼のフットワークの軽さと発想の自由さとともに、非常に地に足の着いたストイックさも同時に感じて、大変興味深い人だと思いました。

トップリード新妻さんは、本当にこれは才能だなあと、思うんです。いつもストレートなのが本当に良くて、最初仕組みを理解するまでは慎重に、普通のことをするのだけれど(渡された道具を注意深くあちこち確認するような)、それは理解する段階の話であって、一度わかってしまえば、笑いはもちろん、さらに超えたところでの、流れを作っていくとか、変化させていく自由な発想力に、素晴らしいものがありました。また、彼の世界が確立していて、ああ、このらしさが、好きなんだなあと、再確認。余白に、何かの予感をひそませるような、詩的な感性。あとは、場やタイミングを見極める力が別格で、これもすごいなあと。


エンディングで、「オチを考えなくていいからこそうまれる面白さってあるよね」と、どなたかが言っていて(池田さんだったかな・・・?)、すごく頷いたのと同時に、そういう場で面白いものを生み出せちゃう芸人さんたちこそ本当にすごいって、思いました。


+++

頭の中が活性化するひと時でした。
とって面白かった!

ありがとうございます。
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